賃貸用不動産の贈与に関するご相談
状況
財産状況
建物
相談内容
父が所有している賃貸用建物の契約が切れるため、子どもである自分たちの名義に変更したいと思っているとのことで、
贈与税について教えて欲しい。
回答内容
贈与をする場合は、まずお父様に贈与する意思があるか確認を取って頂く必要があります。
お話を伺ったところ、今回のケースでは贈与よりも相続で取得された方が税負担は軽くなると思われましたが、お父様がご高齢のため、今後の借主の方との家賃交渉や修繕に伴う借り入れ、契約更新等を考慮すると、相談者様が建物の管理を主体で行えるようにした方がメリットは大きいのではないかと考えました。
加えて、相談者様へ贈与を行うことでお父様の家賃収入がなくなりますので、所得が減少し医療費の負担が軽減されるという利点もあります。
従って、所有権の移転を相続まで待つのではなく、税負担は増えてしまいますが生前贈与を行った方が総合的なメリットは大きいのではないかとお伝えしました。